研究背景・先行研究
RMの概要と事例
航空機の座席やホテルの客室などの商品は,需要に応じて短期的に数量を増減させることができない.そのためこれらを販売する事業者は,需要に対して供給量を変化させるのではなく,固定的な供給に合わせて需要を調整することにより収益の最大化を図る.このように,固定的な供給のもとで企業の収益を最大化するためのモデル化・数値解法などの手法全体をまとめてレベニューマネジメント (revenue management, RM) またはイールドマネジメント (yield management,YM) と呼ぶ [1].
RMは広い範囲で応用できる手法であり,先に述べたホテルや航空機以外にも,新幹線予約の事例 [2][3],レンタカー予約 [4],レストラン予約 [5][6][7],デマンド型乗合いタクシー [8][9]など多くの事例が存在する.またスキー場などのように,価格が決まっているサービスにおいて見られる特定な日に有効な割引券も,需要調整の機能を果たしていることからRMの事例として捉えることができると指摘する文献も存在する [10].
RMの基本的な考え方は,物理的には同一な商品を支払い意思額 (willingness to pay) の異なる複数の顧客に対し,それぞれの顧客が適切だと思うような料金や付随する条件で販売することである.たとえば航空機の座席予約の場合,ビジネス目的の顧客とレジャー目的の顧客では予約するタイミングや支払っても良いと思う料金が異なる.このため航空会社はレジャー客には早割のような,安いが販売期間が限られている商品(座席)を用意し,ビジネス客には高めの料金の商品を用意する.このように料金や付随するオプションがセットになった商品は料金クラス (fare class) と呼ばれ,航空会社では予約クラスが,ホテルでは予約プランがこれに該当する.以後簡単のため,料金クラスを航空会社の事例ではクラス,ホテルの事例ではプランと呼ぶ.また,あるクラスを購入する意思のある客の集まりを顧客クラスと呼ぶ.
RM を対象とした数理モデルの歴史
1970 年代にアメリカの航空業界で始まったRMは,経済学と数理科学両方の視点から多くの研究がされている.研究の歴史に関してはvan Ryzinら [4]やSierag [11]の文献が詳しい.RM は米国の1970年代の航空業界における規制緩和が発端となり生まれた航空会社のテクニックであったが,これを最初に数理的に記述しようと試みたのはLittlewoodである.Littlewoodはレジャー客とビジネス客という支払い意思額の異なる二種類の顧客クラスが存在すると仮定した.レジャー客は早い時期に予約を行い支払い意思額が低く,ビジネス客は遅い時期に予約を行うが支払い意思額が高い.Littelewoodは,レジャー客が最初の予約期間に予約を行い,次の予約期間にビジネス客が予約を行うという仮定のもとで,席数が限られた同質な座席をこれらの顧客クラスへ販売する際の最適な販売比率を明らかにした [12].
この Littlewood のモデルは予約販売の期間を二つに分けて考え,レジャー客のみが最初の期間に予約に訪れ,次の期間にビジネス客のみを訪れるという仮定を置いている.このように,安い料金を予約したい客から順に予約に訪れるという仮定を置いたモデルは静的モデルと呼ばれる.この静的モデルは Littlewood の 2期間・2クラス販売モデルから多期間・多クラス販売モデルへと拡張され,この静的モデルの近似解法である EMSR-b 法 (expectedmarginal seat revenue - version b) は実際の航空会社の予約システムで使われてきた [1,13].
静的モデルとは異なる仮定を置くモデルに動的モデルが提案されている [4].このモデルはレジャー客とビジネス客のような複数の顧客クラスが同時期に予約に訪れると仮定している.この仮定は静的モデルの仮定より現実的だが,新しい仮定として単位時間当たりに訪れる顧客の人数を 1 人以下に限定している.この仮定は動的計画法で求解をするためのものであり,実際には団体予約などが存在する.
2004 年に van Ryzin らが提案した離散的購買選択モデルは,意思決定理論において発展してきた選択モデルと動的モデルを結びつけたという点でそれまでのモデルと大きく異なる [14].それまでの動的モデルは,レジャー客は安い料金の予約しかせず,ビジネス客は高い料金の予約しかしないという前提に基づいていた.しかし,レジャー客は安い料金の予約が無ければ高い料金の予約で我慢することも考えられる.また,それまでの RM モデルはクラス間の違いとして料金のみを取り扱っており,たとえばホテルの予約であれば朝食の有無など料金以外に考慮に入れるべき事項を扱ってこなかった.vanRyzin らはこの問題を解決するため,顧客の選択行動をより一般化したモデルである,離散的購買選択モデルを提案した.離散的購買選択モデルでは選択モデルの一種である多項ロジットモデル (multinominal logit model) を用いて,顧客は事業者がその時点で販売しているクラスの中から自身の効用(その選択肢を選んだときの満足度)が最大になるクラスの予約を行うと仮定した場合における各クラスの予約確率を計算する.これにより,料金の違いのみを扱ってきた従来のモデルよりも複雑な予 約行動を記述することができる.van Rizin のモデルのように顧客の選択行動を取り入れたモデルやその近似解法の研究はここ十年ほど盛んに行われており,van Ryzin の文献 [14]の被引用数からも RM の研究における大きなテーマの一つであるといえる.
離散的購買選択モデルの関連研究
本節では van Ryzin の離散的購買選択モデル [14] の関連研究を説明する.文献 [15],[16]は van Ryzin の離散的購買選択モデルを複数日にまたがる予約や複数の出発地と目的地のペアに対しても適用できるようにモデル化を行い,そのモデルを線形計画法を用いて近似する手法を示している.このような複数の出発地と目的地のペア,あるいはチェックイン日とチェックアウト日のペアを対象とする RM モデルはネットワーク RM 問題 (network RMproblem) と呼ばれ,単一のペアを対象とする RM モデルは単一レグ RM 問題 (single-leg RM problem) と呼ばれている.文献 [17] は離散的購買選択モデルにおける価値関数をシミュレーションベースで近似する方法を提案し,高速に最適な販売クラスを求めることができることを示した.文献 [18] は販売するクラスを固定したうえでそのクラスの料金を決定する問題を定式化し,さらに,この問題がニュートン法によって求解できる形式に変換することが可能であることを示した.この問題の決定変数は連続値をとる料金であり,料金と顧客の予約確率の関係を多項ロジットモデルで表現している.この結果を利用することにより,離散的購買選 択モデルの副問題である料金決定問題を高速に解くことができる.
文献 [19] は van Ryzin らのモデル [14] にオーバーブッキングとキャンセルを導入したモデルを定式化した.オーバーブッキングとは事業者がある程度のキャンセルが出ることを見越してキャパシティ以上の予約を受け入れることであり,特に航空業界において普及している手法である.オーバーブッキングをして見込みよりもキャンセルが少なく予約がキャパシティを超えてしまった場合,予約料金が低いクラスの客が強制的に他のホテルやフライトへ移動させられる.
文献 [20] は RM における製品のアップグレードに注目している.RM の運用において供給と需要が一致しなかった場合に,無償のアップグレードが行われることがある.このような無償アップグレードはホテルやクルーズの客室販売でよくみられる.一方で飛行機の座席やレンタルカーといった商品の場合は無償アップグレードは行われず,顧客に対し有償のアップグレードを促すようなサービスを始めている.同文献は,商品の価格が固定されており,需要が独立している場合に,いつ,どの顧客に,どの商品へのアップグレードを許可するかを決定するモデルを定式化し,そのモデルの収益最大化問題の解を示した.アップグレードは無償と有償のどちらも可能であり,数値例から有償アップグレードの場合はアップグレードを行わないモデルと比べ著しく収益が増加する可能性があることが示されている.また,同文献は事業者が価格を変化することができる場合におけるアップグレードモデルも定式化し,最適な価格設定とアップグレード許可の求め方を示した.van Ryzin のモデルにおけるパラメータの推定には最尤法が用いられるが,推定に不確実性が伴う.この不確実性によって収益が減少 するという問題に対処するため,文献 [21][22] は Ryzin らの離散選択モデルにロバスト最適化を用いたモデルを提案した.このモデルでは,顧客がプランを予約する確率の分布を決定するパラメータに不確実性が存在すると仮定している.不確実性により真のパラメータがパラメータの推定値からある距離以内に分布しているとして,最も期待収益が小さくなる真のパラメータに対して最適化問題を解く.分布間距離の算出には f-divergence という尺度が用いられ,例として三角ダイバージェンスやカイ二乗ダイバージェンスなどがある.
インターネットの普及と RM への影響
ホテルや航空運輸などの旅行産業は,インターネットの普及による影響を大きく受けている産業の一つである.経済産業省が発行している電子商取引に関する報告書によると,日本における BtoC (Business to Consumer) 旅行サービスの EC (Electronic Commerce) 市場規模は,2004 年には 6610 億円だったのに対し,2018 年には 3.719 兆円と 15 年で約 6 倍に成長している [23][24].2018 年は前年の 2017 年と比べても前年比 10.27%増の成長率であり,日本のインターネット予約率は欧米と比べてまだ低い数値であることからも,国内市場規模の拡大は今後も続くと予想される.
インターネットの普及と市場規模の拡大に伴い,事業者が一方的にプランの料金や割り当てを決めるのではなく,メールなどによって事業者と顧客の間でコミュニケーションをとることで,双方の満足度を高めるような新たなRM システムが生まれている.例えば,ANA は Bit my price というサービスを 2018 年に開始している [25].このサービスは,まずエコノミークラスの予約客に対しメールで連絡を取り,プレミアムエコノミークラスへのアップグレードオプションのために支払っても良いと思える金額を入札させる.次に,入札額が高い客に対し,アップグレード可能の連絡をする.連絡を受けた客は入札額を支払うことでアップグレードをすることができる.予約客はこのサービスを利用することで,通常は専用料金で販売されるプレミアムエコノミーの座席を,予約状況と他の客の入札額により通常より安い金額で予約することができる.また,ANA にとっても予約客に支払い意思額を入札させることで,需給のミスマッチがない最適な料金でアップグレードオプションを販売することができるというメリットがある.
もう一つの例として,“cansell” というサービスが 2017 年に始まっている.このサービスは,ホテルの予約をキャンセルしたい予約客と,安い料金で予約したい顧客の間で予約の売買を行う.利用するホテルにもよるが,キャンセル時に予約料金の何割かしか返金されない場合がある.このような場合に“cansell” を利用してキャンセル時の返金よりも高い金額で予約を売ることができれば,予約客はキャンセルによる損失を抑えることができる.また,ホテル側もキャンセルによって空室が発生し,その空室が売れ残ることを防ぐことができるというメリットがある [26, 27].
研究目的
以上で述べたように,インターネットを利用することにより双方の満足度を向上させるような RM システムを構築することが可能になってきている.このような背景から,本研究では需要予測に失敗した場合でも収益を高められるような RM システムの構築を目的とし,予約の買い戻しという機能を導入した RM システムを提案し,それを数理的に記述する(モデル化)することにより,システムを用いて収益を最大化する方法を記述する.また,数値実験により予約の買い戻しが収益にどの程度寄与することができるのかを検証する.本研究ではホテルにおけるRMシステムとして買い戻しのモデル化を行う.
先行研究
本研究では,先行研究である離散的購買選択モデルを参考にして予約の買い戻しを導入したRMモデルを構築する.離散的購買選択モデルでは,ホテルはC室の同質な部屋を料金の異なるN種類のプランとして販売し,その販売収益を最大化する.予約販売はホテルの持つサイト上で行われるとし,ホテルはサイトに掲載するプランを予約状況に応じて変更することで収益の最大化を図る.
予約の買い戻しを導入したRMシステム
本研究における予約の買い戻しとは,既に予約した予約客にホテルがメールをし,ホテルが返金するかわりに予約客に予約している客室を明け渡してもらうことを指す.買い戻しをする際の返金は,買い戻し対象のプランの料金にプレミアム (premium price)を足した金額とする.ホテルは買い戻しを行うことで,料金設定を誤り予約期間の早い段階で空室が少なくなった場合などに,安いプランで予約した予約客から客室を買い戻し,それを高いプランとして販売することで収益を増やすことができる.
本研究では予約販売と予約の買い戻しを同時に行い収益を最大化するシステムを考える.このシステムにおける決定変数は,(1)どのプランを掲載するか (2)どのプランの予約客に買い戻しを申し込むか (3)買い戻し対象のプランのプレミアムをいくらにするか の3つである.
主結果
本研究ではランダム効用理論 [28]を用いて買い戻しのモデル化を行い,それを用いて予約の買い戻しを導入したRMシステムのモデル化を行った.また,システムにおける3つの決定変数について,期待収益を最大にする決定変数の求め方を示した.次に,買い戻しが収益にどの程度寄与できるかを検証するため数値実験を行い,予約販売のみを行う従来のモデルと本研究の買い戻しを導入したモデルの期待収益を比較した.いくつかの条件で期待収益を比較した結果,予想よりも顧客が予約をしやすいような条件において買い戻しが収益に大きく寄与することがわかった.図1に予測よりも予約がされやすい条件における販売シミュレーションのサンプルパスを図示する.さらに,少ない計算量でシステムにおける3つの決定変数の解を求めるために,モデルの近似解法を示し,少ない計算量で比較的良い近似解が得られることを確かめた.
![]() |
図1: 予測よりも予約がされやすい条件において,買い戻しを導入したモデルと予約販売のみ行うモデルの販売シミュレーションを行い,そのサンプルパスをプロットした図.上の図に各プランの予約数とプレミアムの推移を,下の図に収益の推移をプロットしている.右上の凡例内の"Plan (BB)"は買い戻しを導入したモデルの予約数を,"Plan" は予約販売のみを行うモデルの予約数を表している.中央右には2つのモデルの最適な決定変数が表示されており,予約販売のみのモデル (Normal model) は予約サイトに掲載するプラン (Offer) のみが,買い戻しを導入したモデル (Buyback model) は掲載するプランおよび買い戻しを行うプラン (Buyback) そしてそのプランを買い戻す際に支払うプレミアム (premium) が表示されている. |
今後の課題
(1) 本研究のモデルはキャンセルやオーバーブッキング(キャンセル分を見越して総部屋数より多くの予約を受け付けること)を考慮していないため,実用のためにはこれらを考慮する必要がある.また,本研究のモデルは総部屋数までしか予約を受け付けないため,販売シミュレーションを行うと満室になったタイミングで予約販売を一時的に止め,買い戻しで空室を確保してから再び予約販売を行うようなふるまいをしてしまう.オーバーブッキングを考慮し総部屋より多くの予約を受け入れられるようにすれば,このような非効率なふるまいが発生せず.収益への寄与が更に大きくなる可能性がある.
(2) ホテルから買い戻しを受けた予約客はプレミアムの金額分だけ利益を得ることができるが,このシステムを実用した場合,この利益を目的として予約を行う人間が現れると考えられる.そのため,そのようにプレミアム目当ての予約客が金銭的に損をするようなプレミアム料金の設定およびシステム設計を行う必要がある.
(3) 本研究では複数の条件のいずれにおいても予約の買い戻しが収益に寄与することを数値実験により示したが,そこに集学的な証明を与えることはできなかった.そのため,本研究で行った条件以外では,買い戻しを導入することで収益が減少する可能性は否定できない.このため,どのような条件で買い戻しは収益に寄与するのかということに関して数学的な証明を与える必要がある.く
参考文献
[1] 高木英明. サービスサイエンスことはじめ : 数理モデルとデータ分析によるイノベーション, 筑波大学出版会. 筑波大学出版会, 2014.
[2] Y. Ogasawara. A dynamic model with resources placed on single linein revenue management. 日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌,Vol. 60, No. 2, pp. 91-100, 2017.
[3] Y. Ogasawara and M. Kon. Choice-based seating position model with undistinguished multi-lines in revenue management. 日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌, Vol. 62, No. 1, pp. 37-52, 2019.
[4] J. I. McGill and G. J. van Ryzin. Revenue management: research overview and prospects. Transportation Science, Vol. 33, No. 2, pp.233-256, 1999.
[5] S. E. Kimes, R. B. Chase, S. Choi, P. Y. Lee, and E. N. Ngonzi. Restaurant revenue management: Applying yield management to the restaurant industry. The Cornell Hotel and Restaurant Administration Quarterly, Vol. 39, No. 3, pp. 32-39, 1998.
[6] C. Y. Heo. New performance indicators for restaurant revenue management: Propash and propasm. International Journal of Hospitality Management, Vol. 61, pp. 1-3, 2017.
[7] C. Y. Heo. Exploring group-buying platforms for restaurant revenue management. International Journal of Hospitality Management,Vol. 52, pp. 154-159, 2016.
[8] 川崎智也, 轟朝幸, 西山翔太郎. デマンド型乗合タクシーにおけるイールドマネジメント導入の影響. 交通工学論文集, Vol. 1, No. 2, pp. A 149-A 157, 2015.
[9] 南亮太朗, 佐野可寸志, 西内裕晶. 三条市乗合タクシーの相乗り意識に着目した利用者実態. 土木学会論文集 D3(土木計画学), Vol. 72, No. 5,pp. I 743-I 750, 2016.
[10] 山田雄一, 外山昌樹. 観光施設における割引券を利用したイールド・マネジメントの可能性. 日本国際観光学会論文集, Vol. 25, pp. 91-96, 2018.
[11] D. D. Sierag. Revenue Management in the Hotel Industry: from practice to theory. PhD thesis, Vrije Universiteit Amsterdam, 2017.
[12] K. Littlewood. Special issue papers: Forecasting and control of passenger bookings. Journal of Revenue and Pricing Management, Vol. 4, No. 2, pp. 111-123, 2005.
[13] P. P. Belobaba. Air travel demand and airline seat inventory management. PhD thesis, Massachusetts Institute of Technology, Cambridge, Massachusetts, 1987.
[14] K. Talluri and G. J. van Ryzin. Revenue management under a general discrete choice model of consumer behavior. Management Science, Vol. 50, No. 1, pp. 15-33, 2004.
[15] G. Gallego, G. Iyengar, R. Phillips, and A. Dubey. Managing flexible products on a network. Technical Report CORC technical report TR-2004-01, Department of Industrial Engineering and Operations Research., Columbia University, New York, 2004.
[16] Q. Liu and G. van Ryzin. On the choice-based linear programming model for network revenue management. Manufacturing & Service Operations Management, Vol. 10, No. 2, pp. 288-310, 2008.
[17] S. Koch. Least squares approximate policy iteration for learning bid prices in choice-based revenue management. Computational Operations Research,Vol. 77, No. C, pp. 240-253, 2017.
[18] L. Dong, P. Kouvelis, and Z. Tian. Dynamic pricing and inventory control of substitute products. Manufacturing & Service Operations Management, Vol. 11, pp. 317-339, 2009.
[19] D.D. Sierag, G.M. Koole, R.D. van der Mei, J.I. van der Rest, and B. Zwart. Revenue management under customer choice behaviour with cancellations and overbooking. European Journal of Operational Research, Vol. 246, No. 1, pp. 170-185, 2015.
[20] G. Gallego and C. Stefanescu. Upgrades, upsells and pricing in revenue management. Available at SSRN: https://ssrn.com/abstract=1334341, 2009.
[21] I. Birbil, J. B G Frenk, J. A S Gromicho, and S. Zhang. The role ofrobust optimization in single-leg airline revenue management. Management Science, Vol. 55, No. 1, pp. 148-163, 2009.
[22] P. Rusmevichientong and H. Topaloglu. Robust assortment optimization in revenue management under the multinomial logit choice model. Operations Research, Vol. 60, pp. 865-882, 2012.
[23] 経済産業省. 平成 16 年度電子商取引に関する実態・市場規模調査 説明資料. https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/2005setsumei.pdf, 2005.
[24] 経済産業省. 平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)報告書. https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190516002/20190516002-1.pdf, 2019.
[25] Bid my price - service & info [国際線] ana. https://www.ana.co.\jp/ja/jp/serviceinfo/international/bmp/.
[26] キャンセルしたい宿泊予約,実は転売できる宿泊権利売買サイト「Cansell」の潜在力. https://toyokeizai.net/articles/-/162021.
[27] キャンセルしたいホテル予約の売買サービス Cansell [キャンセル]. https://jp.cansell.com/.
[28] 木島正明, 岡太彬訓, 渡辺美智子, 生田目崇, 中川慶一郎, 守口剛, 井上哲浩. マーケティングの数理モデル. 経営科学のニューフロンティア : 日本オペレーションズ・リサーチ学会 40 周年記念/伊理正夫 [ほか] 編. 朝倉書店, 2001.